がん診療連携拠点病院について|地域医療支援病院|地方独立行政法人 那覇市立病院|沖縄県

がん診療連携拠点病院について

現在地: ホーム  >  地域がん診療連携拠点病院  >  がん診療連携拠点病院について

がん診療連携拠点病院について

がん診療連携拠点病院とは、平成19年(2007)4月施行のがん対策基本法の理念に基づき、全国どこに住んでいても「質の高いがん医療」が受けられるように、都道府県の推薦をもとに厚生労働大臣が指定した病院です。専門的ながん医療の提供、がん診療の連携協力体制の整備、および患者さんやご家族への相談支援や情報提供などの役割を担っています。
当院は、平成17(2005)年 1月17日に南部医療圏の地域がん診療連携拠点病院に指定され、平成27(2015)年3月31日に再指定されています。

 

地域がん診療連携拠点病院の主な役割

診療体制を整えています。

  1. (1)集学的治療の提供体制を整え、標準的治療等の診療機能の充実を図っています。
  2. (2)専門的な知識及び技能を有する診療従事者を配置しています。
  3. (3)専門的な医療を提供するための医療施設・治療機器等を整えています。
 

研修の実施体制を整えています。

  1. (1)がん医療に携わる医師を対象とした緩和ケアに関する研修を毎年定期的に実施しています。
  2. (2)がん医療に携わる医師等を対象とした早期診断及び緩和ケア等に関する研修を実施しています。
  3. (3)地域の医療機関等の医療従事者も参加する合同のカンファレンスを毎年定期的に開催しています。
 

情報の収集提供体制を整えています。

  1. (1)相談支援センターを設置しています。
  2. (2)院内がん登録を実施しています。
  3. (3)その他、臨床研究等の事業を実施しています。
 

PDCAサイクルの実施について

  1. ■当院では、がん診療に関する部署において「PDCAサイクル」実施し、がん診療の質・安全性の向上に取り組んでいます。
  2. ■PDCAサイクルとは業務プロセス管理手法の一つで、計画(Plan)→実行(Do)→評価(Check)→改善(Act)という4段階の活動を繰り返し行うことで、継続的にプロセスを改善していく手法です。
  3.  
 

地域がん診療連携拠点病院としての取り組み

  • 放射線療法:
    放射線治療は、がん細胞内の遺伝子(DNA)に損傷を与え、がん細胞が増殖できないようにします。
    放射線治療の目標は、がん細胞を消滅させるのに十分な量の放射線を体内に照射し、一方では、正常な組織に損傷を与えないようにすることです。放射線の種類はいくつかありますが、放射線治療ではそれらの放射線を安全かつ効果的に使ってがんを治癒させたり、その増殖を抑えたり、痛みなどの症状を緩和させます。
    よりよい放射線治療のためには、十分な知識を持つスタッフと良く整備された治療装置が必要です。
    当院では、高度な医療機器を備え、放射線治療専門医や技師を配置し治療に取り組んでいます。

     放射線治療科

  • 外来化学療法:
    化学療法とは、主に抗がん剤を内服あるいは注射する治療方法です。抗がん剤の投与方法は、がんの種類、治療の目標、抗がん剤の種類や副作用の程度によって異なります。多くの場合、抗がん剤を投与する日と休む日を計画的に組み合わせたスケジュールに沿って、繰り返し治療します。このため、患者さんは入院せず日常生活を送りながら外来通院して化学療法を行うことが多くなりました。
    当院の外来点滴センターは、安全にそして快適に治療を受けられるように環境を整え、専任の看護師・薬剤師を配置しています。

  • 緩和ケア:
    がんによる心と身体の苦痛を和らげ、患者さんやそのご家族が、自分らしい生活を送れるようにする、
    それが「緩和ケア」です。「緩和ケア」は、がんと診断された時から始めることができます。

    緩和ケアチーム:
    がんと向き合う患者さんやご家族を支える緩和ケアチームが活動しています。 緩和ケアチームの主なメンバーは、専門的な知識及び技能を有する医師・看護師・薬剤師・ソーシャルワーカー・栄養士・理学療法士・作業療法士です。
    心や身体が辛いと感じたら、スタッフにお声をかけてください。

    緩和ケア外来
    患者さんの身体の痛みや不快感などの症状緩和、精神的苦痛や不安などのケアを、
    専門の医師や看護師、ソーシャルワーカーが相談に応じます。

    緩和ケア研修修了者とは(一覧表参照)
    「がん対策基本法」(平成18年法律第98号)に基づく「がん対策推進基本計画」において、「すべてのがん診療に携わる医師が研修等により、緩和ケアについて基本的な知識を習得する」ことが目標として掲げられております。 この目標達成のため、国が「がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会の開催指針」(平成20年4月1日付健発第0401016号。厚生労働省健康局長通知。)を定め、がん診療連携拠点病院等で統一的なプログラムに基づき、研修会を実施しています。

  • リンパ浮腫外来:
    リンパ浮腫外来(自由診療)が2011年12月1日より開設されました。 リンパ浮腫外来は、手術や放射線治療を受けた方で、手や足にむくみが出た場合、医師の管理のもと、リンパドレナージ・圧迫療法・スキンケア・セルフケア指導などを行い、症状を改善し、快適な生活を送っていただくことを目的としています。
    完全予約制で、リンパ浮腫指導技能者が担当しています。

  • 地域連携クリティカルパス:
    沖縄県では、がん患者さんやご家族が安心でき、安全で質の高い医療を提供するためのツールとして、「沖縄県5大がん地域連携クリティカルパス(がん連携パス)」が作られ、平成22年4月から運用開始されています。
    「がん連携パス」とは、地域のかかりつけ医と専門医が、患者さんの診療経過を共有し、協力して診療を行う診療計画表のことです。当院では、「がん連携パス」を積極的に運用し、患者さんには「私のカルテ」(自分の身体の状態を2人の医師に知らせるためのカルテ)を活用していただいています。
    ◇がん地域連携クリティカルパス 「うちなーがんネット がんじゅう」◇

  • セカンドオピニオン:
    セカンドオピニオンとは、主治医(担当医や、かかりつけ医)以外の医師に対し、自分の病状や診断・治療方針などについて相談し、今後どのようにしたら良いか を、ご自身で決定するのに役立てることを目的として、意見や判断を求めることをいいます。当院におけるセカンドオピニオン外来は、がんの治療(手術・化学療法・放射線療法・集学的治療)に対応する専門的知識および技能を有する専門医・所属学会専門医が担当しています。
    また、当院で治療・療養されている患者さんにも、セカンドオピニオンをお勧めしています。

  • 診療従事者:
    当院では、がん治療認定医や、緩和ケア認定看護師・がん性疼痛認定看護師・がん薬物療法認定薬剤師等、がん医療における専門スタッフを育成し、より高度で安全な医療の提供に取り組んでいます。

  • 緩和ケア研修:
    がん医療に携わる医師等を対象とした早期診断及び緩和ケア等に関する研修を実施しています。
    また、当院から退院された患者さんの在宅医療について、地域のクリニック等の医療従事者も参加する合同のカンファレンスを開催しています。

  • がんフォーラム:
    南部医療圏を中心とした市民や、がんに関わる医療を提供している医療機関の医療従事者を対象に、がん診療や緩和ケア等に関する講演会を実施しています。

  • 出前講座(おでかけゆんたく会):
    普及啓発・情報提供事業として市民向けの出前講座を実施しています。
    当院の機能を紹介するとともに、各診療科の医師や専門領域のスタッフが、5大がんや生活習慣病等に関する病態・標準的治療法や予防・早期発見等について、スライド等を用いて分かりやすく説明します。

  • 患者サロン(那覇がん患者ゆんたく会-がん患者と家族のサロン-):
    患者さんやご家族が、心の悩みや不安・体験・生活上の工夫などを語り合うことのできるサロンです。
    前半は、当院の専門領域のスタッフが講師となり、がんに関するミニレクチャーを行う勉強会、後半は参加された皆さんが自由に質疑応答や交流を行っています。

    開催日:毎月第3水曜日 14:00~15:30
    場 所:那覇市北保健センター
    ◇過去の開催について◇

  • 患者会:
    患者さんやご家族の会の運営等を多職種でサポートしています。

     信友会(乳がん患者の会):
    乳がんの患者さん及びご家族との交流を図ると共に、医療スタッフと連携しながら、体験や情報交換・勉強会で知識を深める活動を行っています。

     悪性リンパ腫患者交流会:
    NPO法人悪性リンパ腫患者会 グループ・ネクサス沖縄県支部と共催で、毎月交流会を開催しています。

 

がん相談について

がん相談支援センターは、患者さんやご家族あるいは地域の方々からの、がんに関する質問や相談にお応えする窓口です。国立がんセンターがん対策情報センターによる研修を修了した相談員を配置し、院内外の関係者と連携しながら支援を行っています。まだ診断や治療を受けていない方や、他の病院にかかっている方からのご相談もお受けしています。
がんのことやがんの治療についてもっと知りたいとき、不安でたまらないとき、医療費はいくらかかるか知りたい等、がんに関する様々なご心配について一緒に考え、情報を探すお手伝いをしています。
ご相談は、来院していただき直接伺う方法と電話をかけていただく方法があります。

 がん相談支援センター

884-5111(代表) 受付時間:月~金 9:00~17:00 休み:土日・祝祭日・年末年始

  

相談支援センターの業務:

  • がんの病態、標準的治療法等がん診療及びがんの予防・早期発見等に関する一般的な情報を提供しています。
  • 診療機能、入院・外来の待ち時間及び医療従事者の専門とする分野・経歴など、地域の医療機関及び医療従事者に関する情報を収集し、提供しています。
  • セカンドオピニオンの提示が可能な医師を紹介しています。
  • がん患者さんの療養上の相談をお受けしています。
  • 地域の医療機関及び医療従事者等におけるがん医療の連携協力体制の事例に関する情報を収集し、提供しています。
  • アスベストによる肺がん及び中皮腫に関する医療相談を行っています。
  • HTLV-1関連疾患であるATLに関する医療相談を行っています。
  • その他相談支援に関することとして、相談支援に関し十分な経験を有するがん患者団体との連携協力体制の構築に積極的に取り組んでいます。