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認定看護師

当院では専門看護師や認定看護師を育成し、看護師への教育と診療の質向上に向け取り組んでいます。
 ◆がん看護専門看護師 1名
 ◆皮膚・排泄ケア認定看護師 1名
 ◆感染管理認定看護師 3名
 ◆脳卒中リハビリテーション看護認定看護師 1名
 ◆集中ケア認定看護師 5名
 ◆慢性心不全看護認定看護師 1名
 ◆がん化学療法看護認定看護師 1名
 ◆新生児集中ケア認定看護師 1名
総勢14名がエキスパートナースとして活躍中!

【感染管理認定看護師】 又吉 慶

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感染対策に関する専門的知識を用いて、患者さんだけでなく医療施設に関わる全ての人々を感染の危険からから守ります。

感染管理認定看護師の主な役割は6つあります。

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1.院内感染サーベイランス

サーベイランスとは聞き慣れない言葉だと思いますが、病院内における感染症発生状況を把握するための重要な活動です。

具体的には、MRSAなどの耐性菌が自施設で何件発生しているか、カテーテルなどが留置されている患者さんに感染症が起こっていないか等、処置やケアに関連して感染症が拡がっていないか確認する活動です。

2.感染防止技術

感染防止に必要な技術や知識をスタッフへ指導し、感染防止対策が実践されるようにマニュアルを作成しています。

3.職業感染防止

病院で働くスタッフが使用済みの注射針などを誤って刺してしまう事故への対応や、結核やインフルエンザなどの空気感染・飛沫感染を起こしてしまう病原微生物からスタッフを守る感染防止対策です。

4.感染管理教育

全職員に対して感染防止に関する教育の実践を担っています。

5.コンサルテーション

感染防止に関する相談を随時受けており、迅速な対応を目指しています。

6.ファシリティーマネジメント

施設内の設備や環境が感染源にならないよう気を配っています。

 

感染管理認定看護師の活動は多岐にわたり、複数の事象にも関わっています。これらは個人の力で行うには限界があり、チームで行うことが必要となってきます。

 

当院でも、感染防止対策チームと力を合わせた活動で感染防止対策を充実させています。

 

 

【脳卒中リハビリテーション看護認定看護師】 ICU 高野 理映

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脳卒中は突然発症することが多く、損傷部位や程度によって重症度や症状も様々で、機能回復に至る経過も個々によって様々です。意識障害、運動機能障害、失語、高次脳機能障害、認知障害などの障害を抱え、患者さんやご家族の生活や人生にまで大きな変化をもたらします。

 

障害を持ちながらもその人らしい生活が送れるようにするためには、早期からのポジショニングや早期離床など、廃用症候群を予防しながらの積極的なリハビリテーションが重要になります。

 

入院生活の中で患者さんの一番側にいる看護師が急性期からリハビリテーションの視点をもち、日常生活への関わりを深めることを目標に、知識と技術を高める取り組みを行いたいと考えています。また、看護師だけでなく、医師、看護師、セラピスト、ソーシャルワーカー、薬剤師、管理栄養士など様々な職種のスタッフがチームとして関わっており、他職種との協働がスムーズになれるような環境作りもしていきたいです。

 

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フィジカルアセスメント研修風景

 

 

【集中ケア認定看護師】 清水孝宏、平敷好史、普天間誠、諸見里勝

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私たち集中ケア認定看護師は、手術や外傷、または重度の感染症などで生命の危機状態にある患者さん自身の回復力を高められるよう、細胞レベルからアセスメントし、根拠ある質の高いケアを提供することを目標としています。回復に向かう過程において、早い段階からリハビリテーションを行い退院後の生活の質を高める援助を提供することが重要な役割です。そのために、高度な医療機器、モニター類を取り扱う知識や技術と五感をフルに使って、患者さんの状態を確認し、変化をとらえられるよう日々看護を実践しています。

 

当院には4人の集中ケア認定看護師が在籍し、集中治療室、一般病棟に配置されています。配置されたそれぞれの部署で、患者さん・ご家族の満足度を高められるよう看護スタッフの指導や相談を行いながら各部署、病院全体のレベルアップを目指しています。

 

集中ケア認定看護師の取り組みとして、呼吸ケアチームの一員として人工呼吸を使用されている患者さんが、合併症がなく一日でも早く人工呼吸器から離脱が出来るようサポートを行っています。

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【皮膚・排泄ケア認定看護師】 吉村 麻由子

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創傷・ストーマ・失禁領域におけるケアの実践、現場での指導や研修を通して院内全体の看護能力向上に努めています。

 

皮膚・排泄ケア認定看護師は、「創傷」「ストーマ」「失禁」のケアについて専門的な知識と技術をもつ看護師です。

 

創傷ケアは、褥瘡(床ずれ)をはじめとする様々な傷をもつ患者さんを対象としており、創傷治癒の知識を基に環境を整え、治癒を促します。また、褥瘡予防のためのマットレス選択や、患者さんの体位調整など、予防的なケアの実践・指導を行っています。

 

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褥瘡ラウンド風景

ストーマケアにおいては、手術前から手術後、退院後はストーマ外来にて長期的にオストメイトのフォローを行っています。オストメイトが抱える問題を解決できるよう、ストーマ局所のケアだけでなく装具選択や生活指導などを行っています。

 

失禁ケアでは、原因のアセスメントを行い、失禁と失禁に伴う皮膚トラブルなどの問題改善を促します。

 

創傷・ストーマ・失禁領域におけるケアの実践、現場での指導や研修を通して院内全体の看護能力向上に努めています。

 

 

【慢性心不全看護認定看護師】 與那原 久輝

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平成24年度より、認定看護師の新たな分野として、慢性呼吸器疾患看護認定看護師と慢性心不全看護認定看護師が誕生しました。循環器看護に関わる領域では、救急看護や集中ケア認定看護師などが主に急性期看護のケアの質向上に貢献しています。しかし、少子高齢化が進む我が国において、年齢別人口動態の統計では、現在65歳以上の高齢者が23.1%ですが、40年後には、39.6%と、全体の約4割が65歳以上の高齢者で占めるといわれています。高齢者の多くは慢性的な疾患を有しており、1つの疾患だけでなく多疾患を有しているのが特徴です。

 

このような状況の中で、急性期看護の質向上ばかりでは対応できない状態といえます。そこで、これからは急性増悪を起こさないように予防的介入を推し進めていくことが重要と考えます。慢性心不全患者さんは急性増悪を繰り返し悪化していく病態的特徴を持っています。この特徴を看護師は踏まえ、増悪因子等を的確に評価し、心不全増悪を回避、予防していけるように支援していくことが求められています。

 

慢性心不全看護認定看護師の役割とは具体的に、心不全で入院されている患者さんやその家族の方に対して退院後、再入院しないように生活指導や生活調整を実践していきます。看護師だけでは対応できない部分もありますので医師や管理栄養士・薬剤師・ソーシャルワーカー・理学療法士など他職種と連携し、包括的に退院支援ができるようにしていきます。また、外来などに通院している患者さんや家族の方に対して健康教室などを開催し、心不全を悪化させないように、高血圧を予防できるように、塩分を控える必要性など項目に分けて指導し、予防的介入ができるように支援していきます。

 

新しい分野での活動となり試行錯誤の状態ですが、患者さんや家族に対してより良い支援が実践できるように頑張っていきます。どうぞよろしくお願いいたします。