小児外科
小児外科
診療科の特徴
小児外科は新生児から15歳まで、小児の外科的な疾患を扱う診療科です。「こどもがおとなのミニチュアではない」と言われるように、まだ成長途中で未完成なのが"こどもの臓器"です。それを考慮して手術適応・手技を考えます。特に新生児の手術には、繊細な手技が必要です。小児外科が扱う疾患は、鼠径ヘルニアや虫垂炎などの他には、まれな疾患が多く、多岐にわたる手術を行うことが特徴です。しかし、一般にはまだ認知度が低いようです。こども達は社会の宝です。那覇市立病院では良性疾患を扱っていますが、子供達に70年保障できる手術を心がけて行っています。
対応疾患
疾患分類 | 具体的病名 |
新生児疾患 | 先天性腸閉鎖症、鎖肛、腹壁破裂など |
乳幼児疾患 |
ヘルニア(鼠径、臍)、停留精巣、肛門周囲膿瘍・痔瘻、腸重積症、 胆道閉鎖症・拡張症、ヒルシュスプルング氏病、習慣性便秘、虫垂炎など |
学童期疾患 | 虫垂炎、鼠径ヘルニア、漏斗胸など |
診療実績
平成27年度 | 平成28年度 | 平成29年度 | |
鼠径ヘルニア | 40 | 78 | 0 |
漏斗胸(抜去も含む) | 6 | 8 | 34 |
腸重積 | 1 | 13 | 2 |
虫垂切除 | 22 | 28 | 18 |
その他 | 10 | 56 | 60 |
スタッフ紹介
役 職 医師名 |
出身大学(卒業年) 研修期間 |
専門分野 | 専門資格 |
---|---|---|---|
医長
サナベ ナオヤ
佐辺 直也 |
琉球大学(平成11年) 琉球大学医学部附属病院 |
小児外科 |
日本外科学会 外科専門医 |
医師(非常勤)
オオシロ ケンセイ
大城 健誠 |
神戸大学(昭和54年) 琉球大学保健学部附属病院1年目研修 |
外科 |
RyuMIC臨床研修指導医養成セミナー修了 |